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3キャリア対応ゲームアプリシリーズ、「夢魔の天蓋」「夢幻狂詩ネクロノミコン」「夢幻舞葬モンストラバルツ」について考察やら妄想やら色々。
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 しばらく二人の間に沈黙が走った。ジンは、根本まで吸い終わった煙草を灰皿に押し付け、懐から煙草の箱を取り出した。片手で器用に開けようとするのを、俺は横からさっと取り上げる。
「……何を」
「俺にも一本寄越せ」
「……」
 何も言わずにただ睨むジンを尻目に、二本箱から取り出して一本くわえ、もう一本を、フィルター側を向けて、ジンに差し出した。
 少しの間ジンはそれをただ見つめていたが、やがて右手が伸びて来て煙草を取り、口にくわえる。懐からライターを取り出して火を付け、こっちにも差し出して来た。
 吸い込んだ煙は苦く、少し噎せそうになる。
 ジンは、遠くを歩く親子連れをぼんやりと眺めながら、ゆっくり煙を吐き出していた。
「お前の母親は、報奨金の受け取りを断るそうだ」
「ふぅん…報奨金が出るのか、俺にも」
「ああ。法外な金額だ。一般人なら一生働かなくてもいい額だろう」
 何だか意外な気もした。もう居なくなったも同然なのに、金が貰えるなんて。
「お前が貰った金だから貰うわけにいかない…そう言っていた」
「母さんらしいや。俺の仕送りも、いらないって何度も言われたしな」
 意地みたいなもんだった。少ない金額だったし、母さんにも仕事がある。多分、本当はそれほど必要なかったのだろう。
 それが、法外だと言われる金額になっても。
 一目逢いたかったけど、何だかそれは無理みたいだ。
 俺はきっと、ここでジンと話をするのが精一杯だと思う。
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