3キャリア対応ゲームアプリシリーズ、「夢魔の天蓋」「夢幻狂詩ネクロノミコン」「夢幻舞葬モンストラバルツ」について考察やら妄想やら色々。
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コンビニに着くと、中には入らずに自動販売機で煙草を買う。ジンの買った銘柄が、日本に居た頃自分が吸っていたものと同じもので、思わず苦笑が零れた。
「……何だ」
「何でもない」
睨まれ、俺はまた苦笑した。多分、何でも良かったんだろう、そんな買い方だ。自動販売機の、一番目に止まりやすい場所にボタンがある。
右手と、口を使ってフィルムを剥がし、一本口にくわえる。その動作を見ながら、そこで初めて気が付いた。
左腕が、ない。
前は確か、変形してしまったあの腕を、服の内側、カバーの中にしまい込んでいた。でも今はそれすらない。左の肩から下には何もない。
少し懐かしいような、煙草の香りが漂って来た頃、ジンは再び歩き出していた。
向かった先には公園があった。大して広くもない所だが、それでも都会の中で緑に触れ合える貴重な場所。
「懐かしいな。よく来てたよ、ここ」
あまり変わってない。
「……来る時に見かけたんでな。話すには調度いいだろ」
そう俺に言って、ジンはベンチに座り、設置されている灰皿に灰を落とす。俺はその隣に腰掛けた。周りに人はいない。今は何時か分からないが、そういう微妙な時間なんだろう。
「……何だ」
「何でもない」
睨まれ、俺はまた苦笑した。多分、何でも良かったんだろう、そんな買い方だ。自動販売機の、一番目に止まりやすい場所にボタンがある。
右手と、口を使ってフィルムを剥がし、一本口にくわえる。その動作を見ながら、そこで初めて気が付いた。
左腕が、ない。
前は確か、変形してしまったあの腕を、服の内側、カバーの中にしまい込んでいた。でも今はそれすらない。左の肩から下には何もない。
少し懐かしいような、煙草の香りが漂って来た頃、ジンは再び歩き出していた。
向かった先には公園があった。大して広くもない所だが、それでも都会の中で緑に触れ合える貴重な場所。
「懐かしいな。よく来てたよ、ここ」
あまり変わってない。
「……来る時に見かけたんでな。話すには調度いいだろ」
そう俺に言って、ジンはベンチに座り、設置されている灰皿に灰を落とす。俺はその隣に腰掛けた。周りに人はいない。今は何時か分からないが、そういう微妙な時間なんだろう。
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