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3キャリア対応ゲームアプリシリーズ、「夢魔の天蓋」「夢幻狂詩ネクロノミコン」「夢幻舞葬モンストラバルツ」について考察やら妄想やら色々。
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 その扉の向こうから、声は聞こえていた。何の部屋かはわからない。搾り出すような声が聞こえるばかりで他には何の物音もせず、人の気配も無い。
 開けてみるべきか否か。
 ノーマンは紳士だが、魔法使い。ここは図書館だが魔法使いの住家でもある。魔骸胎児とかいう一見不気味な魔術道具も見た。
 むやみにあれこれと覗かない方が良いのでは無いか。
 見たくもないものを見てしまったりするのでは無いか。
 そして、それがきっかけになって、自分が元に戻る道が閉ざされてしまうのでは無いか。
 そんな考えが取り留めも無く頭の中を巡りながらも、気が付けば目の前のドアをノックしていた。
 返事は無い。
 気のせいだったのかもしれない。散々考え迷ったのだ。そこで止めて立ち去っても良かった。
 …それでも。好奇心の方が先に立ってしまった。
 抑えるべきだったのかもしれない。だが、手はドアノブに伸びていた。
 カチャ。
 軽い音を立ててノブが回る。鍵は掛かっていなかったようだ。
 息を潜めて中を覗く。自分に用意されたのと同じような客間らしかった。ベッドに人は居ない。視線を巡らすと、ソファの上、時折苦しそうに声をあげる人影を見つけた。眠っているようだ。そしてそれは、あの、自分に対して魔術を行使し、魔器と言った男……ジン、その人だったのだ。間違いなく、である。
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