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3キャリア対応ゲームアプリシリーズ、「夢魔の天蓋」「夢幻狂詩ネクロノミコン」「夢幻舞葬モンストラバルツ」について考察やら妄想やら色々。
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「夢か」
 その言葉を反芻する、静かな声。
「俺が見てるのか、ジンが見てるのか解らないけどな」
「俺はこんな夢は見ない」
「じゃあ、俺が見てるのかな」
 夢だ。そうに決まってる。多分ここは日本だ。似合わないスーツに身を包んだジンは、母さんに、きっと俺の事を話しに来ている。ジンがそんな事をするなんて、夢以外有り得ない。
 ジンはスーツのポケットを探り煙草のケースを取り出したが、中身がもうない事に気が付き、グシャリと握り潰した。それから、溜息。

「信号を左に曲がったらコンビニあるぜ」
「……そうか」

 段々分かって来た。さっきの場所は母さんの勤めてる病院。職員用の裏口から抜けて、すぐ近くにコンビニがある。また少し先に、地下鉄の入口。迎えに行ったりした事もあったから、この辺の地理はよく知ってる。
 ジンはコンビニを確認すると、軽く溜息を付いて、それからネクタイを緩めた。ネクタイまでしっかり締めて、益々似合わないなと思う。やっぱり、母さんに俺の話をするために、こんな似合わない恰好をしてるんだろうか。
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 遠く、薄ぼんやりと見える二つの人影に目を凝らす。スーツを着た男性と、中年の女性。どちらにも見覚えがある。
 深々と頭を下げた男性の、左の袖が風にたなびく。それを見た女性が少しだけ淋しそうな表情をして、それからゆっくりとうなだれる。

 どんな事を伝え、どんな風に思ったのか。知りたいと思った。
 だってきっと母さんは信じない、こんな話。馬鹿げてるって笑うに決まってる。それで、いつ帰ってくるの、ちゃんと暮らせているの、仕送りなんかしなくていいって言ってるのにって、俺に電話をするんだ。

 だけど何だか……母さんは泣いているみたいだ。


 やがて二人はどちらともなく顔を上げ、お互い違う方向へと歩き出す。
 俺は母さんを追い掛けようとしたけど、あのヒラヒラとたなびくスーツの袖に引っ張られたみたいだった。フワフワとした身体が吸い寄せられるみたいに、母さんを名残惜しく眺めながら、その袖に付いて行った。


「……何で貴様がここにいる」
 ぼそりと呟かれた言葉は、自分に向けられているのだと解る。
「わからない。気が付いたら立ってた」
 それは本当だ。景色もぼんやりとしか見えないし、その中にそのスーツの色だけが際だっている。

「そうか。揺篭の住人の気まぐれか何かか」
 そうかもしれないけど、多分違う。多分。
「……多分、夢さ」
週ホプで、ワタシの感想に泉さんからコメントを頂きました!
すげー嬉しくて、文章保存してみたり。
ちゃんと読んで下さったんだぁ…と感動しました。
でも、なんかもう何が何だかな位いろんな事をとめどなく書いた覚えがありますが…。
結局長々とどうでもいいこと書いちゃった。てへ。
感想文は苦手なんだよ…。
でも送ったぞ!これでやっとこの熱い想いを伝えられたということですよね!ね!

ヘタレ文すぎて伝わらなかったりして……。
もう是非に感想メールを送りたい!
……と思いつつも一体どう書いたらいいのか、いざ書き始めると頭真っ白。もーどうしたらいいのかわかんない。

で、結局何も書けず。ガクリ。

そういや、ネクロノミコンの時も似たような感じで感想書けなかったな…。
 
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