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3キャリア対応ゲームアプリシリーズ、「夢魔の天蓋」「夢幻狂詩ネクロノミコン」「夢幻舞葬モンストラバルツ」について考察やら妄想やら色々。
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 目を閉じると瞼の裏に先程見た光景が焼き付いている。それは正しくジンの目の前で起こった現実であり、夢なのではないのだという事を、異形の左腕が語る。これが無ければ現実なのかそうではないのか解らなくなりそうな出来事だったが。
 この左腕…宝鍵が、ここにこうして存在しているが故に、現実を失わないでいられる。そしてこの身に刻まれたこの異形は、奴を倒す為の道具でもある。
 空間を切り裂き、第三界への接触を可能にするこの腕は、強力な魔術を駆使するための媒介となり、これによって奴に対抗しうる力を手に入れる事が出来たのだ。
 無論、ただで手に入った力ではない。だがそのための労力なぞ、……たいした事ではない。奴を伐てる力を得られたという事に比べれば。

 ふと、視線を巡らすと床に何かが落ちているのを見つけた。
 本だ。
 自分には覚えはない。この図書館にある膨大な蔵書は知識を深め敵をより良く知る為に利用するが、持ち出したりはしない。
 ……あいつか。
 つい先刻、ここに来た…速水。
 最近は本ばかり読んでいる。知識を付けろと言ったのは自分だが、それにしても凄い数の本を積み上げては読破しているらしい。見た訳ではない。教授が漏らしていただけだが。
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